Z6ⅡとZ24-120mm f4の話
XマウントからZマウントに移行して早4ヶ月。
1インチコンデジ(RX100)から始まったカメラ趣味もいつの間にかAPS-C(Xマウント)に移行しついにはフルサイズ(Zマウント)へと足を進めてどうなるかと思いきや…
X-S10からZ6Ⅱに移行してよかった点
・ボタンの配置が似てたのですんなり移行できた
・暗所の撮影が楽になった(センサーサイズの恩恵)
・使いやすいレンズと出会えた(マウントの恩恵)
・連写性能が上がった(ミドル機の恩恵)
・バッテリーが持つようになった(ミドル機の恩恵)
X-S10からZ6Ⅱに移行して気になった点
・やはり重い
・フィルムシミュレーション
ボタンが増えたこともありますが操作はZ6Ⅱの方が好みです。
X-S10はISOの切り替えだけが煩わしかったのでね…(逆に言えばそれ以外は理想だった)
それとZ6Ⅱは肩液晶なので電源さえ入っていれば現在の設定が確認できるのもいいですね(ここはミドル機やフラグシップ機の強みでしょうが)
連写性能に関しては野鳥撮影やスポーツ撮影の際には重宝しました。
バッテリーに関してはレフ機より持たないと言われてますが1日撮り続けてようやくバッテリー使い切るくらいなので個人的には気になりません。
重さに関しては性能とトレードオフというべきなのでしょうが軽い純正レンズの少なさも大きいかなと(とはいえ半端なズームレンズは買ってもすぐ飽きてしまう)
フィルムシミュレーションに関してはもう仕方ない。Xマウントの際は撮って出しばかりでしたがZ6ⅡにしてはからLightroomのお世話になってます。
Z6Ⅱと同時に購入したレンズ。
キットレンズにあたるZ24-70 f4も優秀みたいでそちらと悩んだのですがF値変わらないのに120mmまで伸びるんなら買った後で絶対後悔するだろと判断し思い切ってこちらを購入。
ちなみにZ24-70 f4は当時は中古5万代で変えたんでそちらにしたらお金はもっと浮きましたね。
また標準大三元のZ24-70 f2.8は価格の都合でスルー。
Z24-200とも悩んだけどF値が通しじゃないズームレンズはなぁ(過去の経験)と微妙な気分になりこちらもスルー(レンタルで試してみたさはあるけど)
よかった点
・便利ズームなのにワイド端~テレ端すべての写りが良い
・F4通しのためシャッタースピードが稼げる。妥協すれば暗所もいける
・接写できる
微妙な点
・重い(性能考えれば軽いけど)
・ずっとつけてられる便利なレンズだがボディとレンズを併せて見た目はゴツい
・このレンズが便利すぎてレンズの組み合わせに困る
以下撮って出しの写真
ワイド端の写真。
逆光ではほんの少しゴーストが発生する程度。
暗所でも解放なら問題ないかと(これはZ6Ⅱの高感度耐性によるところが大きいかも)
動物&花
テレ端だと結構寄れる。120mmだからちょっと離れていてもこの倍率で撮影できますね。
細かいディティールも失われてないので花や動物の撮影にもいいですね。
ただしレンズ自体結構でかい&ワイ端の撮影倍率はそこまで出てもないのでテーブルフォトには不向きな感じ。
暗所&動体撮影。SSは1/1000秒ほど。
ソニーやキャノンに比べると「AF性能が~」と言われてますがZ6ⅡとZ24-120の組み合わせではそこまで微妙には感じませんでした。
大きいモニタでみるとノイズは目立ちますが商用写真でなければ許容範囲内ではないかと。
テレ端&絞り解放でのスナップ。
120mmのF4なのでいい感じのボケがあります。ボケ味も綺麗かと。
さすがに大三元や単焦点に比べるとボケませんが、旅先の写真は背景をボカしすぎてもどこで撮ってるかわからなくなってしまうのでこのくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
と、まあ旅先スナップ用のレンズとしてはこの上なく上等なのではないかと思いました。
値は張りましたが後悔はないレンズです。
強いて問題をあげるなら便利ズームの癖にのっぺりした写真ではなくキリッとした写真が出てくるので単焦点レンズへの食指があまり動きません。
もちろんポートレートメインなら好きな焦点距離のレンズを買ってもいいのですが絞って撮るならこのレンズで撮れる写真と大差ないように思えてなりません(一応何本か単焦点レンズを使ってます)
あとはZレンズの評判として癖がなさすぎてつまらないという点でしょうか。
個人的にはシャープな映りの写真が好きなのでこの不満はない…ないはずだったのだが。
たまーにオールドレンズやフィルムカメラの写真みるとああいうのが恋しくなるのもまた事実。
RAW現像ではある程度はどうにかなるんですけどね。
APS-Cからフルサイズの移行に関しては後悔する人もいるらしいですが、現時点ではそういう感想は湧いてきません。
特に旅行では手持ちで暗所撮影できるフルサイズ機の方が利があると思っています。
その代わり重さと引き換えではあるのですが…それは自身を鍛えて解決するしかない。
他にも買ったり売ったりしたZマウントレンズがあるので機会があればまた別の記事で紹介します。