Z6ⅡとZ24-120mm f4の話
XマウントからZマウントに移行して早4ヶ月。
1インチコンデジ(RX100)から始まったカメラ趣味もいつの間にかAPS-C(Xマウント)に移行しついにはフルサイズ(Zマウント)へと足を進めてどうなるかと思いきや…
X-S10からZ6Ⅱに移行してよかった点
・ボタンの配置が似てたのですんなり移行できた
・暗所の撮影が楽になった(センサーサイズの恩恵)
・使いやすいレンズと出会えた(マウントの恩恵)
・連写性能が上がった(ミドル機の恩恵)
・バッテリーが持つようになった(ミドル機の恩恵)
X-S10からZ6Ⅱに移行して気になった点
・やはり重い
・フィルムシミュレーション
ボタンが増えたこともありますが操作はZ6Ⅱの方が好みです。
X-S10はISOの切り替えだけが煩わしかったのでね…(逆に言えばそれ以外は理想だった)
それとZ6Ⅱは肩液晶なので電源さえ入っていれば現在の設定が確認できるのもいいですね(ここはミドル機やフラグシップ機の強みでしょうが)
連写性能に関しては野鳥撮影やスポーツ撮影の際には重宝しました。
バッテリーに関してはレフ機より持たないと言われてますが1日撮り続けてようやくバッテリー使い切るくらいなので個人的には気になりません。
重さに関しては性能とトレードオフというべきなのでしょうが軽い純正レンズの少なさも大きいかなと(とはいえ半端なズームレンズは買ってもすぐ飽きてしまう)
フィルムシミュレーションに関してはもう仕方ない。Xマウントの際は撮って出しばかりでしたがZ6ⅡにしてはからLightroomのお世話になってます。
Z6Ⅱと同時に購入したレンズ。
キットレンズにあたるZ24-70 f4も優秀みたいでそちらと悩んだのですがF値変わらないのに120mmまで伸びるんなら買った後で絶対後悔するだろと判断し思い切ってこちらを購入。
ちなみにZ24-70 f4は当時は中古5万代で変えたんでそちらにしたらお金はもっと浮きましたね。
また標準大三元のZ24-70 f2.8は価格の都合でスルー。
Z24-200とも悩んだけどF値が通しじゃないズームレンズはなぁ(過去の経験)と微妙な気分になりこちらもスルー(レンタルで試してみたさはあるけど)
よかった点
・便利ズームなのにワイド端~テレ端すべての写りが良い
・F4通しのためシャッタースピードが稼げる。妥協すれば暗所もいける
・接写できる
微妙な点
・重い(性能考えれば軽いけど)
・ずっとつけてられる便利なレンズだがボディとレンズを併せて見た目はゴツい
・このレンズが便利すぎてレンズの組み合わせに困る
以下撮って出しの写真
ワイド端の写真。
逆光ではほんの少しゴーストが発生する程度。
暗所でも解放なら問題ないかと(これはZ6Ⅱの高感度耐性によるところが大きいかも)
動物&花
テレ端だと結構寄れる。120mmだからちょっと離れていてもこの倍率で撮影できますね。
細かいディティールも失われてないので花や動物の撮影にもいいですね。
ただしレンズ自体結構でかい&ワイ端の撮影倍率はそこまで出てもないのでテーブルフォトには不向きな感じ。
暗所&動体撮影。SSは1/1000秒ほど。
ソニーやキャノンに比べると「AF性能が~」と言われてますがZ6ⅡとZ24-120の組み合わせではそこまで微妙には感じませんでした。
大きいモニタでみるとノイズは目立ちますが商用写真でなければ許容範囲内ではないかと。
テレ端&絞り解放でのスナップ。
120mmのF4なのでいい感じのボケがあります。ボケ味も綺麗かと。
さすがに大三元や単焦点に比べるとボケませんが、旅先の写真は背景をボカしすぎてもどこで撮ってるかわからなくなってしまうのでこのくらいがちょうどいいのではないでしょうか。
と、まあ旅先スナップ用のレンズとしてはこの上なく上等なのではないかと思いました。
値は張りましたが後悔はないレンズです。
強いて問題をあげるなら便利ズームの癖にのっぺりした写真ではなくキリッとした写真が出てくるので単焦点レンズへの食指があまり動きません。
もちろんポートレートメインなら好きな焦点距離のレンズを買ってもいいのですが絞って撮るならこのレンズで撮れる写真と大差ないように思えてなりません(一応何本か単焦点レンズを使ってます)
あとはZレンズの評判として癖がなさすぎてつまらないという点でしょうか。
個人的にはシャープな映りの写真が好きなのでこの不満はない…ないはずだったのだが。
たまーにオールドレンズやフィルムカメラの写真みるとああいうのが恋しくなるのもまた事実。
RAW現像ではある程度はどうにかなるんですけどね。
APS-Cからフルサイズの移行に関しては後悔する人もいるらしいですが、現時点ではそういう感想は湧いてきません。
特に旅行では手持ちで暗所撮影できるフルサイズ機の方が利があると思っています。
その代わり重さと引き換えではあるのですが…それは自身を鍛えて解決するしかない。
他にも買ったり売ったりしたZマウントレンズがあるので機会があればまた別の記事で紹介します。
AF-S NIKKOR 200-500mm f5.6をレンタルした話
まさかのラブライブ!シリーズ×パリーグコラボで焦点距離が欲しくなったので所謂バズーカレンズをレンタルしました。
前使ってたカメラ(X-S10)ならこんなクソデカレンズなくても焦点距離稼げたのにねえ。バカだねえ。
レンタル料は1ヶ月で約1.1万。中古相場が11万前後ってことを考慮すると買うよりもコスパがいいのではないでしょうか(毎週末野鳥を撮影に行くなら別だけど)
いやデカいよ
もっとデカいレンズあるのはわかってるけど、今まで使ってきたレンズの中で一番大きかったのはタムロンのライトバズーカ(Xマウント用 28-300mm)だっただけにかなりの衝撃。
一番短くて4合瓶くらいの高さがあります。そして重さは2kg。
焦点距離200-500mmでf5.6通しのレンズってことを考慮するとこれでもコンパクトなのかもしれないがやっぱりデカいものはデカい、重いものは重い。
Z6Ⅱ+FTZ+AF-S NIKKOR 200-500 f5.6の装着図。めっちゃアンバランス。
カメラ側で支えるとマウント部分が壊れてしまうらしいのでカメラ側の三脚穴とレンズ側の三脚座にカメラストラップを付けています。(ストラップはZ6Ⅱ購入
せっかく超望遠レンズをレンタルしたので本命(始球式)の試運転を兼ねて初の野鳥撮影に挑戦。
これがまあ難しい。
なにせ3kgのカメラをカメラバッグを背負いながら構えるものだから腕がプルプル振るえる。レンズ側とボディ側に手振れ補正があるとはいえ安定しない。
そして野鳥撮影は500mmじゃ全然足りない。なので諦めてDXモードでクロップしました。本格的に撮るならテレコン欲しいなってところ。
Z6Ⅱは高画素機じゃないんでクロップには不向きと言われていますがぱっと見(&どうせネットにアップロードされる写真は圧縮される)じゃ気にならないので趣味用ならDXモードでクロップするのは全然ありかなと思います。
カメラを使いこなせないこともあるかもしれませんが動体AFはそこまで良くないかなといった印象(飛んでる鳥にピントを合わせるのはかなり難しい)
あと双眼鏡必須ですね野鳥撮影は(終わった後に野鳥公園側が双眼鏡のレンタルサービスをやってることを知った)
そして本命の始球式での撮影。場所はメットライフドーム改めベルーナドーム
ベルーナドームって
野球できる
場所だったんだ!
3塁側の中間あたりの席から撮影をしてましたが打席及びマウンドは500mmなら十分足りました。
撮影時の設定はMモードでISOオート。F値は8、SSは300~600くらい。
肝心の始球式の写真は載せませんが個人的には満足のいく写真が撮れました。
ISOは大体3200~5000で中には10000の写真もありましたがISO6000程度の写真なら軽くノイズ除去すればそこまでディティールを損なうこともなくノイズを消せます。
実際に撮影するまでは「これAPS-Cかマイクロフォーサーズの方が有利なんじゃねえのか…?」みたいな考えに至りましたが屋内撮影でもこの程度のノイズで済んだのはフルサイズの恩恵を強く受けましたね。
あとZマウントに移行するにあたってZ6かZ6Ⅱにするか悩んでましたが連写性能ではZ6Ⅱの方が上だったのでこれもよかったなと。
良かった点
・200-500mmと広い焦点距離をカバー
・F5.6通しの使いやすさ
・コスパがいい(中古11万程度)
微妙だった点
・AF性能(遅くもないけど早くもない。ボディの影響もありそうだけどレフ機だと違うんだろうか)
・フォーカスを合わせるときにカタカタうるさい
・デカいものはデカいし重いものは重い
初のバズーカレンズということもあり楽しかったんですが防湿庫なしドライボックスのみの現状だと管理がめんどくさくて購入はいいかな…という感想。
コスパは非常に良いと思うので似たコンセプトで出そうなZマウントの200-600mmはどういうレンズになるか楽しみですね。
X-S10&Xマウントを手放しました
カメラに関しての記事は前回のものと併せて読んで頂けたらと思います。
papaninaritaiaquarium.hatenablog.com
X-S10を購入してから10ヶ月。結構いろんな場所で撮影した(自分にしては)のですが使えば使うほど不満が出てきたのと、下取20%アップキャンペーンがあったのでX-S10及び手持ちのXマウントのレンズを全て売却しました。
カメラそのものの不満としては以前の記事にも書きましたが
・バッテリー持ちが悪い(小さい、ボディ内手振れ補正があるから仕方ない)
・ファインダー、液晶画面の解像度が低い(エントリーモデルだから仕方ない)
・Mモードの操作性に不満あり
「Mモードの操作性に不満あり」という点に関してですが、このカメラ、コマンドダイヤルにISOの切り替えが触れないんですよね。
Mモードだと前ダイヤルが絞り、後ろダイヤルがシャッタースピードの機能が振られてしまいます(逆だったかもしれない)
ただ、富士のレンズってXFだと絞りリングがあって自分は絞りリングで絞り値を変更していたので余ったダイヤルでISOを変更したかったんですがこれができません。(ちなみにISOはISOボタンを押してリストからISO値を選択して変更します)
XFではなくXCレンズには絞りリングがないので、そこに配慮した設定なのかもしれませんが、ダイヤルに機能を割り振れてもよかったんじゃいかなって思ってます。
言ってしまうとX-S10に対する不満ってエントリーモデルだから発生した不満なんでなら上位機種を買えばいいじゃないかという話なんですが、X-S10の上位機種がX-T4かと言えば個人的には微妙でした。
家電量販店で少し触った程度なので実際に使ってみるとまた違った感想が出たかもしれませんがX-S10とX-T4を比較した場合、自分としては以下の点でマイナスになります。
・グリップが浅い
・操作系統がX-S10とは異なる
グリップに関してはX-T二桁シリーズより深いのですがS10より浅いです。
操作系統に関しては他のメーカーのミラーレスカメラと近いX-S10が異端なのであってフジ機としてはスタンダードです。
X-T30を使っててフィルムカメラライクな見た目はいいのですが、実際に使ってみると利便性に欠ける点があってさっと撮りたい時に撮れないのが結構キツかったんですよね…
ダイヤルをいじいじしてマニュアル撮影する楽しさ自体は否定はしませんが、メイン機に据えるのは正直ないなって思いました。
コマンドダイヤルのみで済ませる方法もありますが、マニュアルから絞り優先なりシャッタースピード優先なりに切り替えるのが結構手間に思えました。
あと先ほどX-S10のマニュアルの操作性に不満はあると書きましたが、逆に言えばマニュアル以外に関しては不満はなくむしろ快適寄りでした。
で、あるのでX-S10から乗り換えとしてはナシ。
とはいえXシリーズにはフラグシップ機があります。
X-H1は先ほど紹介したX-T4とは違いグリップが深いです。
SSとISOはダイヤルですがコマンドダイヤルに割り振ることにできるので、X-S10に抱いてた不満点は解消できることが期待できます。
が、X-H1はセンサーがX-T4及びX-S10より古く、またバッテリー持ちの評判がものすごく悪いです。(あとX-S10で擦ってた愛用してたクラシックネガもなし)
フラグシップ機であったにも関わらず、現在はエントリー機であるX-S10より中古価格が安いです。X-S10を下取りに出してX-H1を購入したら金がいくらか戻ってきます。
しかしながらX-H1には年内に後継機であるX-H2が発売される噂があり、操作性がX-H1からあまり変わらないのならばそれを待つ手もありました。
ただX-H1でやらかしてしまっているので過度な期待は禁物なのと、フラグシップ機であれば20万後半~30万程度の価格設定が予想されます。
更に言うとAPS-Cでありながらデカ重カメラ。デカ重カメラが嫌なわけではありませんが(それに見合うスペックであれば)現状これならAPS-Cでなくてもなという気持ちが強くなり……あれ?ならフルサイズに移行すればいいのでは?
と、いった経緯でX-S10含む手持ちのXマウント関連のものを全て売却することにしました。
もちろん未練がないわけじゃなくて、フィルムシミュレーションを失うことはかなり痛手でした。RAWでも撮影してたけど余程微妙なもの以外は殆ど撮って出しでよかったもんでね。
※以下フジユーザーのみなさんごめんなさい
あとXマウントなんですがズームレンズが現状かなり微妙な気がしてます。
X-T30と同時に購入したキットレンズである「XF18-55 F2.8~F4」は望遠側がなんともいえなかったのと(値段と大きさを考えれば十分いいのですが)、「XF16-55 F2.8」は解放から使いやすかったのですがデカ重でボディが小さいとバランスが悪かったです。
これを1本をレンズで撮れたんで「XF16-55 F2.8」には満足してるんですけどね。
Xマウントって単焦点をメインに使うマウントだと思うのですが、標準の単焦点レンズはどうも使いづらかったんですよね(という経緯で標準レッドバッジを購入しました)
自分の場合、「これを撮りたい」ってはっきりした目的がなくカメラを持ち歩くことが多かったので単焦点を使っていると「もっと引きたい」「もっと寄りたい」ってシーンが多くて、自分ひとりでの撮影だと問題ないのですが誰か(非カメラ趣味)と一緒にいるときは1シーンに時間をかけるのが申し訳なくなってしまうんですよね。
逆に標準から少し焦点距離を伸ばした「XF90mm F2」は普段使う距離と違って使っててすごく楽しくてお気に入りのレンズだったので、このレンズがあるからXマウントから離れることに抵抗がありました。
固定された焦点距離という縛りの中で構図を考えたりするのは楽しいのですが、24mm~80mmくらいであれば利便性優先でズームでいいかなぁって思ってます。常に被写体が身近にいればまた変わってきたのかもしれませんが。
あとタムロンから出た「18-300 F3.5-6.3」も一時期所持してました。
映りは焦点距離を幅広さを考慮すればよかったのですが、いかんせん昼間以外のAFが微妙なのとAFがダメだからMFにしてもフォーカスリングの仕様が微妙過ぎて2ヶ月もしないうちに手放してしまいました(フォーカスリングに関しては3月に改善されたみたいです)
ただ、便利ズームというだけあって本当に便利で
スペックの割には軽いレンズ(標準レッドバッジより軽い)だったので旅行だと大活躍しました。それとレンズの性能とは直接関係ない話ですが、このレンズを遊園地や水族館でつけていたら走り回る子供の頭に当たりそうになった場面が多々あったので注意する必要がありましたね。
結構辛口になってしまったXマウントのズームレンズの評価ですがシグマの18+50のF2.8通しがXマウントに出るそうなので、キットズームや標準レッドバッジに代わってこちらのレンズを選択してみるのもいいかもしれませんね。
あとX-S10と「XF16-55 F2.8」はレンズ側に手振れ補正がないのをX-S10で補うことができるのですがレンズ側にある防塵防滴の仕様がX-S10にはないのでバランスの悪さをチャラにするには弱いかなぁって印象です。なのでシグマのズームが来ればこちらがX-S10と相性がいいカメラになると思います。
色々思い出話とか未練がましい話になってしまいましたが「写真趣味飽きたー」とはならずに「もっと上の機材で撮影したい」というステップアップ欲になったので結果的にはよかったのかなと思います。
ありがとうX-S10、ありがとうXマウント。
で、APS-Cからフルサイズに移行するとしてどのマウントに移行するのかという話ですがZマウントにしました。
理由としては自分が画質重視の人間だった点、純正レンズが魅力的(特にS-Line)だった点。最後に決めてになったニコンユーザーの友人がいた点でした。(話題を共有しやすい)
Z6かZ6Ⅱかで悩みましたがSDカード使えるのがZ6Ⅱのみらしいので8万近く価格差がありましたがZ6Ⅱにしました。高画素機(Z7)も気になったのですが高感度耐性はZ6のほうがあるみたいなので(Z9?万馬券ください)
当たり前なんですけどX-S10に比べたら重い。(フルサイズ機としては軽い方なのはわかってますが)
GWは撮りに出かけたいので天気がいい日が続いてほしい。
戒めの意味でカメラ買い替え歴を残しておく
①RX100M2
良かった点
・コンパクト
・ワイド端が明るい(F1.8)
・焦点距離がワイド端28mmテレ端100mmと使いやすい
気になった点
・特になし
売却理由
・RX100M6に買い換える為
初めて購入したカメラです。コンパクトなので荷物にならないかつ焦点距離に幅があるのでスナップ向けのカメラでした。
手ブレ補正はあるものの夜はちょっとキツかったかも…
②RX100M6
良かった点
・M2と変わらずコンパクト
・焦点距離が24mm~200mmとさらに便利に
気になった点
・前モデルに比べてワイド端のレンズが暗い(F2.0)
・カメラ起動してから望遠側までズームするのに時間がかかる故に望遠側で撮影しづらい
売却理由
・APS-Cのカメラに興味が出た為
広角側24mm望遠側200mmの大変便利な旅カメラ。レンズは暗くなったものの手ブレ補正が向上したんで夜景撮影には強くなった気がします。
ただ起動から望遠側までズームするまでに時間がかかるので望遠側で撮影した写真はあまり残っておらず。
RX100は最近のカメラ重視のスマホとセンサーサイズこそ変わりませんが焦点距離には圧倒的に利があるのでスマホに取って代わることはないでしょう。
③X100F
良かった点
・所有欲を唆られるデザイン
・SSや感度をダイヤルで直感的に弄れる
・このサイズでありながらF2であること
気になった点
・単焦点であること(換算35mm)
・手ブレ補正がない
・液晶が固定式(後継機であるX100Vはバリアングル液晶)
売却理由
・同じセンサーで別の焦点距離で撮影したくなった
初のフジ機。
あまりゴツいカメラ欲しくないけどよりセンサーサイズの大きいカメラが欲しくなった為に買い替え。
フィルムシミュレーションがあり撮って出しでもいい色の写真が撮れたように思えます。
シャッター押す楽しさを覚えたのはこのカメラからでしたね。
ただ他の焦点距離で撮影したくなった、やはり手ブレ補正が欲しい
それらの理由でこのカメラを手放しました。前者の理由に関してはテレコン、ワイコンで対応できるのですがだったらレンズ交換式カメラでいいじゃんって。
コンデジってカメラ入門向けって思ってたんですが、このカメラはカメラ好き向けのサブカメラという印象を受けました。OVFとか内蔵NDフィルターとか当時全然使わなかった…
機会があればまた触ってみたいですね。
④X-T30
良かった点
・前使ってたカメラ(X100F)に操作感、サイズが近かった。
・レンズ交換式なのでいろんな焦点距離が楽しめ、手ブレ補正搭載レンズなら夜にも強い
・チルト液晶搭載
気になった点
・裸で使おうとグリップが安定しない。小さいレンズだといいが少し大きめのレンズだと持ってて疲れる
・ボディ内手ブレ補正が欲しくなった
・このカメラを購入して数ヶ月後にX-T4とX-H1を足して小さくしたX-S10というボディが発売されてしまった(もうちょっと様子見してもよかったかも…)
売却理由
・単焦点レンズに手を出したくなったが手ブレ補正がないと不安なのでボディ内手ブレ補正が搭載されているボディに買い替え
写真はカメラと同時に購入した「xf18-55mm f2.8-4.0」で撮影。夜景はスマホアプリのリモートレリーズを使った撮った記憶。
また同時に購入したズームレンズも手動ズームの為、RX100よりも望遠側で撮影する機会は多くなりました。(とはいえ旅行だと広角側で撮影することが多かったのですが)
多くを望まない限りはこのカメラで十分な気がします。ただ前述した通り裸で使うとカメラを握りにくいためボディケースが欲しくなります。というかつけてました。
X-T30はX-A4やX-E4程じゃないにしろ小型寄りのボディなんでゴツいケースをつけるとそのサイズ感が損なわれます。どちらかというと小型のレンズ向きなんでしょうね。
このボディを購入して数ヶ月後に安価な単焦点のレンズを購入して単焦点レンズに興味が移りました(ズーム欲しくてレンズ交換式カメラを買ったはずなのだが)
単焦点レンズには手ブレ補正が搭載されていないことが多いです。というかほぼないです(多分)
レンズが明るいので多少SSを稼げますがやはり手ブレ補正あった方が助かる場面は多いと思ったので購入して10ヶ月後くらいにこのカメラを売却しました。
⑤X-S10
良かった点
・フジ機としては裸でもグリップがしっかりしていて握りやすい
・ボディ内手ブレ補正搭載
・フィルムシミュレーション「クラシックネガ」が使用できる
・軽量
・左側のダイヤルでフィルムシミュレーションを変更できる(それまではfnボタンから呼び出すなど1アクション挟まないと選択できなかった)
・これらの強みがあって比較的安価の10万と少しで購入できる(フラッグシップ機であるX-T4は新品20万台、中古でも10万後半台)
気になった点
・バッテリーの持ちがとにかく悪い
・EVF及び液晶が小さくPCで実際にみるとピントがズレでいたりする(カメラ側で細かい確認が難しい)
・前後ダイヤルがカスタムできない(Aモードだと前ダイヤル:F値 後ダイヤル:露出補正、Sモードだと前ダイヤル:SS 後ダイヤル:露出補正、Mモードだと前ダイヤル:F値 後ダイヤル:SSとモードによって調整できる項目が決められている)
・これまでのフジ機であったISOダイヤルや露出補正ダイヤルはなくなりドライブダイヤルのみになった(良くも悪くも汎用的な操作性)
・ファインダーが小さい(アイカップを使えば解決する。バリアングル液晶と干渉してしまうが…)
・黒しかない(シルバーがあればなぁ)
現在使用中のカメラです。気になる点こそ多いですが満足度は非常高いカメラです。やたら書いてるのは現在使用中のカメラだからです。
バッテリーは予備のバッテリーとバッテリー充電器と小型のモバブを持っていけば解決します。
前後ダイヤルはファームウェアで対応してくれないもんかと思ってしまいますが1年経ってもないんで難しい気はします。個人的にはMモード時に前ダイヤルでISO値を操作できれば最高なんですが…
元々ダイヤルでISO値やSSを調整するスタイルが好きでX100Fを買ったのに汎用的なこのカメラにしたのは本末転倒感がありますが、結局日中はオートで済ましてしまうので特に影響はありませんでしたね(とはいえあのスタイルに戻したいと思うこともあります)
写真は「XF16mm F1.4」フィルムシミュレーション「クラシックネガ」で撮って出し
X-Pro3から実装されたらしいのですがとにかく色が好みで「クラシックネガ」か「Velvia」で撮影することが多いです。
個人的にRAW現像って結構面倒くさくて基本撮って出しで済ませたい人間なんでフィルムシミュレーションが充実してるのはいいんですよね。
写真自体は好みでも色合いが微妙だったり暗かったり逆に明るすぎたりする場合は編集して現像することもありますが頻度は低いです。
編集もしっかりするってよりはプリセットで気に入ったの探してちょっと弄ってお終いってケースが多いですね。
で、液晶のドット数が少ない(ボディの小ささ考えたら仕方ない)からかPCやiPadに取り込んでから思ってた写りと違うなってケースが多いです。逆に取り込んでみたら思ったよりよく写ったなって写真もありますが(クラシックネガの写真はそのパターンが多い)
不満はありますがコスト考えれば非常に満足の一品です。カメラ初心者にもありな気がします。
グリップがしっかりしてるから重いレンズもX-T30よりは向いてます。ボディ内手ブレ補正もあるんで単焦点レンズとの相性もバッチリです。
しばらくはこのボディでやっていきたいな~って思っているんで買い替えはないはず…きっと
初めてカメラを購入して2年半。始めは1インチセンサーのコンデジから始まり気づけばAPS-Cのミラーレスになっていました。
正直フルサイズミラーレスも興味ないと言えば嘘になりますが、そこまでカメラに趣味マネーを全力できるほどの収入ではないのでここは一つ我慢。
とはいえフルサイズも型落ちのボディなら結構安かったりするんですよね。サードパーティ制レンズならそれこそXマウントの純正レンズと対して値段が変わらなかったりしますし。
もしフジ機から離れるんならその時はフルサイズに移行する時ですね。で、なければ噂されているX-H2に買い換えるかも…(X-H1で問題になってたバッテリー関連が解消されていれば)
カメラに少しハマり初めてから変わったことと言えばスマホで撮影するときも構図を考えたり、あとはカメラ系(ガジェット系)Youtubeの動画をよく観るようになりました。気になってるカメラとかのレビューとか上手い人の作例観るのが結構楽しい。
レンズの買い替え歴も気が向けば書きたいですね。なにせブログが久々すぎてどうやって書いていいのか思い出すのに時間がかかったな…
サガスカをプレイしてください
サガシリーズ最新作の『サガスカーレットグレイス』。その良く言えばパワーアップ、一部の人が眉をひそめる言い方をすれば完全版にあたる『サガスカーレットグレイス 緋色の野望』。これがすんごく面白い。
元々Vita版で出た無印は買って面白いなーって思ってだけどやっぱりロード時間がネックなのと当時色々忙しい時期だったのでバルマンテ編の途中で辞めっちゃったわけなんですが、そのリベンジを果たすため、そしてシリーズへの御布施も兼ねて購入。
で、盆の休みを利用してウルピナ編を先日クリア。そして現在は2週目のレオナルド編をプレイ中である。
最近はゲームに対する興味が昔に比べて薄れてしまい、本筋をクリアしたら周回プレイといったやり込みをせずそのまま終了…ってことが多かったんだけどこのゲームはクリアしても良い意味で心が満たされなくて迷うことなく2週目を始めることができた。
正直言うともっと評価されて欲しいゲームなんで、このゲームの魅力と自分が琴線に触れた部分をざっくり紹介したい。
〇無駄がない
このゲームは以下の要素がない
☆戦闘終了後のHP及び状態異常の持続
★町やダンジョンの探索要素
★戦闘時に使うアイテム(傷薬等)
上から2つの☆については過去のサガシリーズから取り入れられている。
ロマサガ2からは基本戦闘終了後にはHPは全快し状態異常も回復するようになっている。
そして下2つの★についてはサガスカの特徴である。
従来のサガシリーズではワールドマップから町やダンジョンを選択し移動するファストトラベル制度であったが、今作では逆にワールドマップを歩き町やダンジョンのシンボルに触れるゲーム性になっている。
街では鍛冶屋(武器強化)や会話イベント、ダンジョンでは戦闘が発生する。
そしてこのゲームはエンカウントというものが存在せず、一部を除きこのシンボルを触れることでしか戦闘が発生しない。
従って散策をしたいときは戦闘が発生しないシンボル(街や神殿など)に触れ、戦闘をしたいときはダンジョン系のシンボルに触れればいい(当然シナリオを進めるには戦闘が発生するシンボルからは避けられないのだが)
勘違いされがちなのだが街やダンジョンがイベントを発生するシンボルになったからといってこのゲームは探索要素がないわけではない。ワールドマップを歩けば街が海賊に襲われたり大穴が空いて大蛇が出てきたりガスが噴出してる岩に触れたら火山が噴火したりダムが崩落したりとその都度イベントが発生する。そのイベントに絡むかはプレイヤー側の自由だ。今後の展開に影響するものもあれば5分程度でさっくり終わるイベントもある。このゲームはそのようなイベントが数えきれないほど発生する。
サガスカに関していえばワールドマップそのものが巨大なダンジョンそのものである。最初ワールドマップをみて「ちっちぇ~な~」って思ってもその1エリア1エリアにイベントが詰め込まれているので全部を網羅しようとするとかなりボリュームがあるだろう。
〇戦闘
戦闘システムはシリーズからみてもかなり独特になっていて特徴として
①ターン開始時に画面下に敵と味方の顔のアイコンが並び、左から順に行動するタイムラインシステム
②パーティはBPという共通ポイントで技や術を使う。何もしないものは防御を行う
③敵の行動はすべてみることできる
④ただし敵の攻撃のターゲットまでは不明
⑤技には斬・突・打属性が存在する(冷・熱といった術で多用する属性もあるが割愛)
⑥通常術技に加えリザーブ技が存在する
⑦リザーブ技にはインタラプト技、カウンター技、プロテクト技の3種類がある
⑧インタラプト技は敵の斬・突・打属性のいずれかの技に反応して、対象の敵の直前に割り込む
⑨カウンター技は敵の直接攻撃を無効にして攻撃してきた敵の直後に割り込み反撃を行う
⑩プロテクト技は味方を対象にしてその味方を敵の攻撃から守る
⑪敵がリザーブ技を使うときは「???」と表記されインタラプト、カウンター、プロテクトのどれを使うかはわからない
⑫戦闘中味方及び敵が戦闘不能になった時に味方と味方、あるいは敵と敵のアイコンがタイムライン上で並んだときに連撃が発生する
⑬戦闘不能になった場合、その戦闘では回復できない
そんなこと言われてもわからんってなるので動画を見た方が早い。
「動画みてもわかんねーよ」となるから説明すると
0:08~ プロテクト技で他の味方へ行くはずの攻撃を代わりに受ける(「みがわり」と表示されたらプロテクト技発動)
0:12~ 敵の攻撃で戦闘不能発生。味方のアイコンが並び味方の連撃発動
0:18~ 味方の攻撃で戦闘不能発生。敵のアイコンが並び敵の連撃発動
0:23~ 敵の攻撃で戦闘不能発生。味方のアイコンが並び味方の連撃発動
と「戦闘不能」がトリガーとなって連撃が発動する。
もちろん
敵 味方 敵
の並びで敵の真ん中にいる味方が戦闘不能になり
敵 敵
となった場合も敵の連携は発動する
そのためタイムラインの並びは戦闘においてとてもとても大事で、コントロールができたら戦闘が楽になりそうでなければ致命傷を受けることになる。
そしてタイムラインをコントロールする為に⑧のインタラプト技が重要になってくる。
この動画の場合、コマンド決定までは
敵 敵 味方 味方 味方 味方 味方
の順で並んでいたのでこのままだと連撃を行えなかった。
しかし敵の打属性の技に対して味方のインタラプト技が反応して敵の行動直前に割り込んだ。
これにより味方と味方に挟まれた敵ができあがりその敵を倒すことで連撃が発動できた。
タイムラインをコントロールしやすい技としてはインタラプト技の他にバンプを発生させる技を使うといった手段もあり、バンプが発生する攻撃を受けるとその者の行動を遅らせることができる。それによりタイムラインの調節ができて連撃を発生させやすくなる。
ただし連撃を狙うことだけ考えてバンプやインタラプト技を使ってタイムラインを調整してると敵にもチャンスを与えることになり大打撃を受けることもある。
当然インタラプト技やカウンター技もインタラプト技の対象となる。これを利用してあえて敵のインタプラトを技を利用して味方のインタラプト技を発動させ敵を仕留めるといった戦法も取れる。⑪で敵のリザーブ技はわからないと書いたが、その辺はゲームをやって死にながらインタラプト技を覚えていく。
⑧でインタラプト技はいずれかの属性に反応すると書いたが、斬・打・突のすべてに対応するインタラプト技を持つ敵は存在しない。そのため相手が反応する属性がわかっているのならば、リザーブ技を構えたところでその属性の技を使わなければ問題はない。ただしそれがインタラプト技でなくカウンター技の場合は反撃されるが。
そしてリザーブ技は間接攻撃で解除できる。間接攻撃は弓での単体攻撃、長剣、小剣、槍、大剣の一部の技で使える。解除した後はそのターンは待機となりリザーブ技は発動しない。
ただし大剣の「地走り」などを除いてほとんどの関節技は突属性であることが多く、当然突属性に反応するインタラプト技も存在する。その場合はリザーブ解除より先にインタラプト技が発動する。
今作にもサガシリーズで御馴染みの閃きシステムは存在する。地味に嬉しい点として今作は技を使ったあとに追撃として閃いた技を使ってくれるのでこれによって殺し切れることもある。
それに加え今作の閃きはいつものサガシリーズとは異なり
・同じ武器種でも武器によって閃く技が異なる
・閃き累積値なるものが存在し、BPを多く消費する技を振るほど閃く確率が高くなる
前者に関しては強い武器を装備すると強い技を閃くという考えでいいが、武器に閃きタイプという項目があり大剣のパワータイプなら火力技、標準タイプならプロテクト技などを閃く傾向がある。
後者に関しては強い敵相手に通常攻撃で素振りをして強い技を閃く行為に作業感が出てしまう対策なんじゃないかなと考えている。当然敵のランクも閃きに影響するが、ひらめき累積値によって深く考えなくても技は閃きやすくなってる。
そして技を何回か使ってるとランクアップをする。ランクアップをすると消費BPが減るなどのボーナスがある。ちなみに最大ランクはⅢだが武器使用者の武器レベルが一定まで行かないとそこまで達しない。
技のランクボーナスに加え先述した連撃発生時にもBP消費ダウンボーナスが発生する。これも武器使用者の武器レベルが高いとボーナス量がアップする。
序盤は大技を覚えてもあまり振る機会がないが、終盤になるとランクアップや連撃時のBP消費ダウンにより連撃時のリターンが増え、次のターンには大技を連発できるようになる。
戦闘システムについては他にもあるのだが特徴をざっくり説明するとこんな感じである。
「色々考えること多いなおい」みたいな感想を持つかもしれないが、その通りであり全ての戦闘でこれを意識しないと全滅を繰り返すばかりである。
そのためサガスカというゲームは人を選ぶゲームになっているが、戦闘が作業になることが少ないためRPGに戦闘を求める人にとってはこれ以上になりゲームになってると思う。
確かに低予算感は否めない。なんで街やダンジョンが歩けないんだって思うかもしれない。
でも、よく考えて欲しい。街やダンジョン歩いててそんなに楽しいか?と。
自分が最近ゲームやってて思うのは無駄に広いフィールドやダンジョンを歩いてても面倒としか感じられなくなってきたからだ。
どうせ街に入ってもやることはショップに行くか住人との会話だ。ダンジョンに入ってもやることは戦闘だ。
だったら街で住人を探す過程なんて省けばいい。ダンジョンに入って敵とエンカウントする過程も省けばいい。サガスカはそういった作りになっている。
さらに言うとテキスト量は少ないわけではなく、サガシリーズ全体からみて今作はかなり多い。そしてテキストからはいつものサガを感じる淡々とした狂気がある。
今作はPS4、switch、iOS、andoroid、steamと幅広く展開されている。
どうせこんな場末のブログを読む人間なんて限られてるだろう。それでもこの記事を読んだ誰かがサガスカを手に取ってもらいたいと思う。
もしかしたらクソゲーだって言うかもしれない。10人のうち9人がそういうかもしれない。それでもいい。とにかくプレイしてほしい。
Aqours3rdLIVE福岡公演に参加しました(感想記事ではない)
Aqours 3rdLive 福岡公演に参加しました。
…しましたが公演の参加記事ではないです。正直に言っちゃうと現地にいるとバックスクリーンじゃなく本人たちをずっと見たり、最後らへんはほとんど泣いちゃったんで細かい記憶ないんですよね…
いやほんとすごいものみたんだよ?あまりにも凄まじい光を見てしまったせいであまり覚えてないというあれですよ。
ここ最近のAqoursをみて思ったこと、
Aqoursは1年半前からライブイベントを行っている(リリイベを含めると2年半前からだが)が、常に順風満帆だったわけではない。公演数が多ければ当然イレギュラーな事態も発生した。
1stライブで逢田梨香子は桜内梨子に近づく為にピアノを弾いた。しかし、ミスをした。ミスをしてステージ上で泣いてしまうのは今でもあってはならないと思うしあまりにも無様だ。しかし、仲間の為、桜内梨子の為、立ち上がり見事ピアノを弾き切った。その荒々しい演奏は今でも耳に残っている。
ファンミーティング千葉公演2日目。夜の部。9会場周ったファンミーティングツアーの千秋楽である。しかし鈴木愛奈が足を痛め、2年前のL.Aイベントの除けば初めて誰かが欠けた状態でライブを行うことになった。悔しい思いをしただろう。だが同時に支えてくれる仲間の強さを感じられた。
3rdライブ大阪公演。高槻かなこの喉が不調でステージには立ったが声は出さない。所謂口パク状態でパフォーマンスを行った。歌を武器にしていた人間が歌えないこれ以上にない悔しさ。しかし彼女は決して笑顔を絶やさなかった。
自分は彼女たちを見ている側の人間である。だからミスした時の恐怖もミスから立ち上がった勇気も知ってる、脚を痛めて参加できない、声が出ず歌えない悔しさもある程度はわかっているつもりだ。
それでも見てない側の人間はそんなことを知らない。あいつは本番でミスをした、失敗芸の御涙頂戴だ、口パクだと好き勝手言うものである。お前らなんぞに何がわかると言いたい気持ちである。
そしてこれだけじゃない。Aqoursそのものは先代であるμ’sとの比べられ、3次元の露出にいちゃもんをつけられ(比率的には2次元のほうが圧倒的に多いからそんな言うほどじゃないと思っているが)、ありとあらゆるものにケチをつけられる。
有名税と言ってしまえばそこまでである。が、心が折れそうになったことは幾度とあっただろう。
しかし、彼女たちは自分を信じる声がある限り今もこうして誰も欠けずに9人でその向かい風に立ち向かっている。
逢田梨香子は曲解された発言を別公演のMCでネタにして、伊波杏樹は「なにがあったって、なにを言われたって、絶対に輝いてやるからな!」と叫んだ。
これからも様々な方面なら心のない言葉を言われるのかもしれない。しかし、だからなんだと言うのか。そんなもんにはクソ食らえと中指を立ててしまえばいい。
自分たちがに希望を持ってくれる人がいるのなら、彼女たちは全身全霊を掛けて歌って踊る。それだけのことだろう。その揺るぎ無き信念が今のAqoursからは伝わってきた。
それとキャストに無理をさせ過ぎないのではないか?という話。これに関してちょっと言いたいことがある。
ピアノ経験なしの逢田梨香子に初めての大舞台でピアノを弾かせる、伊波杏樹にロンダートからのバク転をさせる(それも6公演分)。
自分がここで言いたいのは挑戦そのものを否定しないでほしいということだ。該当の楽曲が今後のライブで披露されにくくなることを予想されることから「ピアノ(バク転)抜きでやればいいのに」という意見をたまに見るし聞くこともある。だが、それは挑戦する人間に対しての最大の侮辱だと思っている。
チャレンジする心、己を越えようとする心、その姿は間違いなく誰かの希望になる。だから伊波杏樹の「びっくりさせてやるからなー!!」って言葉に胸を撃たれるし、これからどんな景色を見せてくれるのだろうというワクワクもある。
最後にAqoursの終わりも近いんじゃないか?という話。
正直なところ折り返し地点は過ぎてるとは思ってる。しかし、元々彼女たちはAqoursとしての活動が有限であることを理解してるはずだ。逢田梨香子はインタビューでよくそのことに触れている。
自分たちの命は有限である、だからこそただでは終われないという気持ちになるし、今を全力で生きることができる。
どうにも「終わり」に関して悲観的になる人が多いが、すべての「終わり」がネガティブなものであると思わないでほしい。寂しい気持ちはもちろんある。しかし。目標もなくただただ衰退していくAqoursを見たいだろうか?
もちろん、これには劇場版の結末が関与するところが大きいだろう。もしかしたら劇場版が一作では終わらない可能性もあるかもしれない。
だからそんな先の事を考えずに今の彼女たちを見ていて欲しい。
その時が来たら反発したくなる気持ちはわかるけど、どうか彼女たちの選択を尊重して欲しい。
福岡公演をみて、本当にこの子達は頼もしくなったなぁと感じた。
デビュー3年で東京ドーム…と言われたらなんだそりゃってなるものだが、この子達なら大丈夫だなと任せられるものになってる。
特に伊波杏樹さん。22歳にしてあの期待を背負える器は他にいないのではないだろうか?
先天的なものなのか或いは状況が彼女をああさせたのか。実際のところはわからないんだけどあの子がいる限りこのグループは常に上を目指していけると感じられた。
函館UC1日目LV参戦しました(ネガ記事)
最初に
・筆者は円盤積むほど作品に入れ込んでない
・グッズも気に入ったものしか買ってない
・CD及びBDは全部買って、現地参戦できなくてもLVがあるイベントには参加してる
・今回はLVでの参戦(現地参戦ほど熱がない)
といった感じです。それを前提に読んでいただければ。
あとネガティブなことばっか書いてあるのでライブが終わって「最高!」って気分を台無しにされたくなければブラウザを閉じてください。どうせ読まれるブログじゃありませんが。
今回はラブライブ!シリーズとしても初の試みになるユニットライブ。
CYaRon(以下シャロン)、AZALEA(以下アゼリア)、Guilty Kiss(以下ギルキス)に加えライバルユニットであるSaint Snow(以下聖闘士)の4ユニットでのライブだった。
良いところ、たくさんありました。
悪いところ、数自体は少ないですが良いところを打ち消すほど大きなものでした。
悪いところから話したほうが記事の後半が明るくなるので悪いところから話します。
●MC長すぎ
開幕聖闘士の「DROPOUT!?」の初披露から始まり現地も会場もブチ上がり(スモーク焚き過ぎて映像からは良く見えなかったが)、続く「CRASH MIND」でのパフォーマンスに心が震えあがってからの聖闘士によるMC、これは別に良かった。
なにせ聖闘士がラブライブサンシャインのイベントのステージに立つのはこれが2回目だし、ライブに関しては初めてである。「はじめまして」の意味でもコーレス含め長い挨拶をやる意義はあっただろう。
問題はその後のアゼリアである。セトリ及びパフォーマンスに問題はなかった。MCも後述するがまぁ悪くなかった。しかし長すぎる。
恒例のトリコリコステッキを使ったサイリウム芸をやるのはいいのだが、1回だけではなくメンバー1人ずつ+1回なのだからさすがに見る側がダレてくる。
続くシャロン。こちらもパフォーマンスに問題はなかったがMCが長い。新装備のシャロン砲の紹介するのはいいけどそんなだらだらとやるような内容か?と思ってしまう。
最後のギルキスも同じように長かったのだがこちらは最初から最後まで面白かったので長くは感じなかった(個人の感想です)
これの何が問題だったかというとライブで上がったテンションがクソ長いMCによって冷まされてしまうのである。もちろんライブでのMC自体を否定するわけじゃないし、MC自体はライブの楽しみである。
ただ、今回は「ライブ」に参加してるので観たいのはライブパフォーマンスである。だらだらと長いトークを聞きに来たわけじゃない。むしろそんだけ話すんならもう一曲やれやとケチをつけたくなる。
あとライブのMCというのは衣装チェンジだったり演出のための準備だったりの時間稼ぎとしての役割もある。だからトラブったりしたときは頑張って場を繋げるのもキャストの役割だ。しかし、今回に関してはそのような意図は感じられなかったし、公演の時間を延ばしたようにしか感じなかった。
公演中時計をチラチラ見ていたのだが(ライブ中に時間を気にするあたり自分でもだっりーなーと感じていたと思う)1ユニットあたり30分くらいの時間はあった。1ユニットあたり3曲で、だが。体感的にもライブとMCは半々だったように思えた。
●曲数が少ない
これに関しては個人の感想に過ぎないのだが今回は各ユニット3曲+ユメユメの13曲しかやってない。
Aqours自体曲を披露する機会は多いのだが、ここ最近はファンミ尽くしでガッツリフルライブがなかったので今回はたくさん曲を聞けるだろうと思っていたのだ。
しかし上述した通りMC多め曲で曲少な目(フルライブと比べて)であった。
消化不足感は否めない。
が、今回は「Saint Snow presents」のライブなので聖闘士がメインである。なので持ち曲が3曲しかない聖闘士とバランスをとるためという意味では納得がいく。
だったら「ミニライブ」名目にしとけよってツッコミが入るのだが。
●Awaken the powerをやらなかった
誰もが予想してなかったのではないだろうか。
というか今回わざわざ函館でライブをやる意味というのが
・聖闘士の2人が函館のスクールアイドルだから
・3rdライブは「Aqours」のライブだからSaint Aqours Snow楽曲であるAwaken the powerができないから
・じゃあユニットライブという名目の下、Awaken the powerをやるね
と思っていた。しかし、今回披露されなかった。
だから今回が最初で最後の生「Awaken the power」をやると思ったから幾万のオタクはCDを積んで高い遠征費を払って函館に行ったのである。だが、やらなかった。
ライブの締めは聖闘士含めた11人のユメユメで終わり(これはエモかったのだが)少数のオタクのアンコールは虚しく公演は終了した。
まぁ最後に全員揃った段階で締めの挨拶したあたり「あ、これ今回Atpやらないんだな」って渇いた笑いは出たのだが。
ちなみにこの記事は1日目のことなので2日目にはユメユメのあとにAtpをやる可能性はある。それをやったら声を大にして「クソ」と叫ぶが。
以上がネガティブなポイントです。次に良かったところを書きます。
○Saint Snowのパフォーマンス
鹿野聖良役の田野アサミ氏、鹿野理亞役の佐藤日向氏。両者共にアイドルをやっていたということもあり心が震え立つほどのパフォーマンスであった。
特に「SELF CONTROL!!」ではバッグのアニメ映像と完全にリンクしておりラブライブの醍醐味といえる2次元と3次元の融合を見事に果たしていた。
話が反れてしまうが聖闘士はアニメ1期では「ラブライブは遊びじゃない!」「ダンスなう!」といった台詞及び歌詞が視聴者の記憶に強く刻まれてしまい2期の8話までは半分くらいネタキャラ扱いであった。
しかし、そんなに台詞数が多くないキャラにも拘わらず田野氏、佐藤氏の両名は聖闘士に強い思い入れがあり2期の9話及び今回のライブでその想いが昇華されたように感じた。
最後のMCの両氏の涙はこちらも誘われてしまうものもあり、Saint Snowというユニットに惹かれたファンにとってはとても良いライブだったと思う。
○各ユニットの成長
聖闘士に負けてられねぇと食らいついてたAqoursから派生した3ユニットのパフォーマンス。
今回は1年と2ヶ月ブリデスネェの1stシングルの衣装を纏っていた。
色々書くと長くなるので割愛するけど「Guilty Eyes Fever」の小林愛香が悔しいけど本当にカッコいいんだよこれが。普段はスクフェス重課金者のかよわいいきものなのに。
あと悪い点でも触れたけどMC力は全員上がっていた。ファンミで鍛えられたのかな。
ぶち抜けて面白いのが逢田梨香子さんだったけどみんな良かったと思う。でもさすがに長すぎたよ。
○エロかった
・田野アサミ
・諏訪ななかの脚
・高槻かなこの腕
・伊波杏樹のみかん
これだけでもLVチケット代の価値はあったと思う
□総評しますと
これが「ファンミーティング in 函館 guest Saint Snow」だったら何も不満はなかった。むしろ「最高!優勝!」しか言わなかっただろう。
でもライブを期待して行ったもんだから肩透かしというかだいぶ期待を裏切られたという気持ちが大きい。
こんな記事書きたくないんですよ。でも俺はAqours及びラブライブ!サンシャイン!!という作品が大好きだし期待もしてるんです。
それに今回はシリーズ初のユニットライブでライバルユニットも参戦。そんな記念すべき日にこんなネガティブな気持ちになりたくなかった。
キャンキャン吠える前にアンケート出せよ?出しました。
積んで現地に行ってない雑魚が吠えるんじゃない?知るかバカ。
あと一番辛かったのがライブ終演後のLV会場にどよめきが大きかったことだろうか。やっぱり推しのライブである以上、オタクは満足してた方が嬉しいんですよ。