Aqours3rdLIVE福岡公演に参加しました(感想記事ではない)

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Aqours 3rdLive 福岡公演に参加しました。

…しましたが公演の参加記事ではないです。正直に言っちゃうと現地にいるとバックスクリーンじゃなく本人たちをずっと見たり、最後らへんはほとんど泣いちゃったんで細かい記憶ないんですよね…

いやほんとすごいものみたんだよ?あまりにも凄まじい光を見てしまったせいであまり覚えてないというあれですよ。



ここ最近のAqoursをみて思ったこと、

 

Aqoursは1年半前からライブイベントを行っている(リリイベを含めると2年半前からだが)が、常に順風満帆だったわけではない。公演数が多ければ当然イレギュラーな事態も発生した。

 

1stライブで逢田梨香子桜内梨子に近づく為にピアノを弾いた。しかし、ミスをした。ミスをしてステージ上で泣いてしまうのは今でもあってはならないと思うしあまりにも無様だ。しかし、仲間の為、桜内梨子の為、立ち上がり見事ピアノを弾き切った。その荒々しい演奏は今でも耳に残っている。

 

ファンミーティング千葉公演2日目。夜の部。9会場周ったファンミーティングツアーの千秋楽である。しかし鈴木愛奈が足を痛め、2年前のL.Aイベントの除けば初めて誰かが欠けた状態でライブを行うことになった。悔しい思いをしただろう。だが同時に支えてくれる仲間の強さを感じられた。

 

 

3rdライブ大阪公演。高槻かなこの喉が不調でステージには立ったが声は出さない。所謂口パク状態でパフォーマンスを行った。歌を武器にしていた人間が歌えないこれ以上にない悔しさ。しかし彼女は決して笑顔を絶やさなかった。

 

自分は彼女たちを見ている側の人間である。だからミスした時の恐怖もミスから立ち上がった勇気も知ってる、脚を痛めて参加できない、声が出ず歌えない悔しさもある程度はわかっているつもりだ。

それでも見てない側の人間はそんなことを知らない。あいつは本番でミスをした、失敗芸の御涙頂戴だ、口パクだと好き勝手言うものである。お前らなんぞに何がわかると言いたい気持ちである。

そしてこれだけじゃない。Aqoursそのものは先代であるμ’sとの比べられ、3次元の露出にいちゃもんをつけられ(比率的には2次元のほうが圧倒的に多いからそんな言うほどじゃないと思っているが)、ありとあらゆるものにケチをつけられる。

有名税と言ってしまえばそこまでである。が、心が折れそうになったことは幾度とあっただろう。

しかし、彼女たちは自分を信じる声がある限り今もこうして誰も欠けずに9人でその向かい風に立ち向かっている。

逢田梨香子は曲解された発言を別公演のMCでネタにして、伊波杏樹は「なにがあったって、なにを言われたって、絶対に輝いてやるからな!」と叫んだ。

これからも様々な方面なら心のない言葉を言われるのかもしれない。しかし、だからなんだと言うのか。そんなもんにはクソ食らえと中指を立ててしまえばいい。

自分たちがに希望を持ってくれる人がいるのなら、彼女たちは全身全霊を掛けて歌って踊る。それだけのことだろう。その揺るぎ無き信念が今のAqoursからは伝わってきた。

 

それとキャストに無理をさせ過ぎないのではないか?という話。これに関してちょっと言いたいことがある。

ピアノ経験なしの逢田梨香子に初めての大舞台でピアノを弾かせる、伊波杏樹にロンダートからのバク転をさせる(それも6公演分)。

自分がここで言いたいのは挑戦そのものを否定しないでほしいということだ。該当の楽曲が今後のライブで披露されにくくなることを予想されることから「ピアノ(バク転)抜きでやればいいのに」という意見をたまに見るし聞くこともある。だが、それは挑戦する人間に対しての最大の侮辱だと思っている。

チャレンジする心、己を越えようとする心、その姿は間違いなく誰かの希望になる。だから伊波杏樹の「びっくりさせてやるからなー!!」って言葉に胸を撃たれるし、これからどんな景色を見せてくれるのだろうというワクワクもある。

 

最後にAqoursの終わりも近いんじゃないか?という話。

正直なところ折り返し地点は過ぎてるとは思ってる。しかし、元々彼女たちはAqoursとしての活動が有限であることを理解してるはずだ。逢田梨香子はインタビューでよくそのことに触れている。

自分たちの命は有限である、だからこそただでは終われないという気持ちになるし、今を全力で生きることができる。

どうにも「終わり」に関して悲観的になる人が多いが、すべての「終わり」がネガティブなものであると思わないでほしい。寂しい気持ちはもちろんある。しかし。目標もなくただただ衰退していくAqoursを見たいだろうか?

もちろん、これには劇場版の結末が関与するところが大きいだろう。もしかしたら劇場版が一作では終わらない可能性もあるかもしれない。

だからそんな先の事を考えずに今の彼女たちを見ていて欲しい。

その時が来たら反発したくなる気持ちはわかるけど、どうか彼女たちの選択を尊重して欲しい。




福岡公演をみて、本当にこの子達は頼もしくなったなぁと感じた。

デビュー3年で東京ドーム…と言われたらなんだそりゃってなるものだが、この子達なら大丈夫だなと任せられるものになってる。

特に伊波杏樹さん。22歳にしてあの期待を背負える器は他にいないのではないだろうか?

先天的なものなのか或いは状況が彼女をああさせたのか。実際のところはわからないんだけどあの子がいる限りこのグループは常に上を目指していけると感じられた。