彼女達まだ何も生んでない「ラブライブ!サンシャイン!!」2期1話感想

2ndツアーも無事大成功に終わり先日からいよいよアニメ2期がスタート。
あの1期13話からどう繋げたのか、そして「μ's」という伝説から脱した彼女達に課せられた今後の試練とは。
2期1話の感想を述べながら書きます。
 
 
  • 東海予選 敗退しました

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※画像はイメージ
1期13話で行われたラブライブ東海予選。放送当時は寸劇だったりとかミラチケだったりとか良くも悪くも話題を集めたラストでしたが、その結果は有耶無耶にはされずはっきりと予選敗退という結果になりました。
ということはラブライブ本戦進んで浦女の名前を売って入学希望者を増やそうと言う鞠莉の計画は破綻⋯⋯ではなく、

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「0を1にすることができた」
あのライブを見て浦女に興味を持つ人は確かにいた。説明会参加希望者は0から1に、1から10になった。更に次のラブライブが発表され、 (また春とかどんだけクソスケジュールなんだよ⋯)まさに順風満帆。

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予選敗退こそしましたが確かに手応えを感じたAqours。当然、次のラブライブも参加して1を10に10を100にして学校を救う!
そんな希望に満ち溢れたアバンパート。私たち輝ける!
 
 
 
  • 現実はそこまで甘くなかった

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鞠莉の父親から告げられたのは浦女統廃合正式決定の報。
いくら0を10に増やしたところで入学希望者が少ない現状には変わりがない(今年の浦女の1年生は10人と少し)。
そんな変わらない現状に痺れを切らしたのか、或いは娘が卒業するならば我儘に付き合う必要がないと判断した鞠莉の父親は浦女の生徒募集を辞めるように伝えます。
1期12話で果南が言ってたように、ここは都心からのバスが1時間に2本あるかないかといった超田舎。学校自体の名前が広がったところで入学希望者を増やすのはかなり無理がある計画でした。

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全校生徒これだけですからね。1期3話で鞠莉が千歌にどれだけ無理難題を告げたのかよくわかります。 そしてそれを1期のうちに描写しておけと
 
 

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動揺してる鞠莉の様子に気付いた果南、そしてダイヤ。
ここらへんは引っ張ろうと思えば引っ張れたのでしょうが、即座に地雷解除したのはさすがの幼馴染というべきですか。その絆は確かなものと思えるいい描写でしたね。

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いつまでも隠し通せることではないので統廃合が確定したことを千歌達に告げる鞠莉。
「いきなり過ぎない?」という疑問。しかし、統廃合問題自体は2年前から動いていたもの。果南達が旧Aqoursを立ち上げた理由が廃校阻止でした。
鞠莉の父親に会って話をするという千歌だが、鞠莉の父親は現在アメリカ。仮に話せたとしても統廃合は覆せない。千歌達が何をやってもどうにもならない問題になっているのです。無印時代では「大人」が絡むような描写は意図的に避けていましたが今回はしっかり触れましたね。

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Aqours解散後も自分の大切な場所を守る為にに延命処置を行なっていた鞠莉。しかし、そんな鞠莉でもこの状況だけはどうしようもない。完全に詰んでる状態です。

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「ちかっち、ごめんね。てへぺろ
千歌の「輝きたい」という気持ちを利用してまで叶えたかった統廃合阻止の
野望。そして今まで一人で戦い続けてた鞠莉がここで謝罪。
鞠莉が果南とダイヤ以外にここまで弱い顔を見せるのって初めてなんですよね。今回一番に印象に残ったシーンでした。
 
 
ラブライブに出場して名前を広めて学校を救う!」
かつての伝説が叶えた夢。たとえその背中を追わないと決めても明確なゴールラインだけは変わらないはずだった。
しかし、そこをゴールにすることすら許されなくなったAqours

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「こうなったことは残念だけどここまで来れてよかったって思ってる。東京とは違ってこんな小さな海辺の私たちがここまでやってこれたなって」
ここがゴール、ここでAqoursの物語はお終い。
そんなことを思わせる言葉を千歌に告げる梨子。

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「——本気で言ってる?それ、本気で言ってるんだったら私、梨子ちゃんのこと、軽蔑する」
一緒に立ち上がった仲間だから、同じ夢を見た友だからこそ一番聞きたくなかった諦めの言葉。その言葉が本気だったら親友でも「軽蔑」という言葉を使ってまで拒否すると伝える千歌。
 
当然、梨子も今までAqoursで戦ってきた仲間。その言葉は嘘でした。

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これでいいなんて思わない。でも、どうすればいいかわからない。
目標を失って明日が見えなくなったのは彼女も同じ。
目標がわからなければどこに向かって走ればいいのか、その手段すらわからない。
状況としてはAqours立ち上げ時より悪いと言ってもいいでしょう。
では千歌はどうするのか。そこで立ち止まるのか。
 
 
  • それでも足掻いてみせる

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今の自分に何ができるのか。何かをしたところで無力ではないのか。
でも確かに言えることがある。
諦めたくないこと。
そしてAqoursはまだ何もしていないこと。
無駄かもしれない。足掻きたい。あの時見えた「輝き」を探したい。
だから叫ぶ。

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「キセキ」を起こそう!精一杯足掻こう!全身全霊最後の最後まで輝こう!
 
目標すら見つかってない彼女の言葉は全て抽象的。
具体的に何をすればいいのか、未熟な彼女にはその答えがまだ見つからない。
だからその答えを見つけるために今は全力で頑張ろう、それが高海千歌
が今できる回答でした。
 
ところで千歌の特技が「鉄棒」だったということをこのシーンで思い出しました -(正直プロフィール欄とかそんな覚えてない)- 。
で、逆風に立ち向かうといった理由で逆上がりをしたんじゃないかなというのが自分の解釈です。
 
 
2期1話の掴みとしては良かったのではと思ってます。
元々G’sでは廃校確定でしたしね。アニメで廃校回避路線になったときは「えー」って感じでしたが、ここで引っ張る為の要素になるとは。
しかし1期の時と同様で難しいテーマに挑戦しているので上手く描けるかなーといった不安もあります。
気になったのは「キセキ」を連呼していること。同じ言葉の連呼はあまり好きじゃなくて(一期の時もそういうのあったから監督の意向なのかな)、しかも「キセキを起こそう」といったことなんで、廃校確定路線からの廃校回避でもするのか⋯?と思わなくもなかったり。
納得ができる展開を描ければそれでもいいんですが、よほど上手くなければ今回の話も茶番で終わってしまいそうなんですよね。
廃校回避以外でも学校を救う手段が描ければそれがベストなんですけどね。
 
  • OPとED

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OP「未来の僕らは知ってるよ」
正直に言っちゃうと初めて聞いた時は弱いかなーって思ってました。流れたのもアバンの「よっしゃ!この調子で頑張るで〜」って流れからだったので。
しかし、1話を観終えて聞いてもみると歌詞が刺さる刺さる。
 
未来をどうしようかな みんな夢のカタチを探して 泣いたり笑ったり
未来の僕たちは きっと答えを持ってるはずだから 本気で駆け抜けて
 
今の自分たちがどこへ走ればいいのかわからない。
だけど未来の自分は答えを見つけてるはずから今は我武者羅に走ろう。
といったストーリーにぴったりの歌詞だと思います。さすが畑先生。
 

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ED「勇気はどこに?君の胸に」
印象に残ったのがこの2カット。敗者に相応しいエンディングを見せてやる
水の中に落ちた千歌が再び上がってくるといったシーンですが、これは何度つまづいても這い上がって見せるといった千歌の諦めない気持ちを表しているんじゃないかなと思っています。
前EDユメユメとも無印のED2曲とも違う諦めない気持ちを歌った曲。これも初めて聞いたときは弱いかなーって思ったんですが、考察するとシリーズでも一番好きなED曲になりましたね。
 
 
自分は1期13話で一度は熱が冷めてしまった人間ですが、1stライブ、2ndライブでキャストのパフォーマンスを見て「ラブライブ!サンシャイン!!」には「ラブライブ!サンシャイン!!」しか描けないことがあると思い再びここに戻ってきました。
S監督のことは合わないなーって思いつつ、君ここや1期9話で見せてもらったのは本物だった、そこに賭けたい⋯という気持ちではあります。
これは自分の意見に過ぎませんが、ラブライブ!というコンテンツはアニメとリアルライブを足して1になるようではダメなんです。
アニメはアニメ。そこで1を出して欲しい。それにライブでのパフォーマンスを加えて無限の可能性を見せて欲しい。
だから今回はしっかりAqoursの物語を描いてもらえることを期待します。